女性の活躍とキャリアカウンセリング

国際女性デー

3月8日は国際女性デーでした。アメリカではこの国際女性デーが含まれる3月を女性月間としているそうです。
日本で就労する女性は増加を続け、正規の職員・従業員が1114万人と34万人の増加、非正規の職員・従業員が1389万人と16万人の増加(総務省「労働力調査」2017年)となりました。
しかし、育児や介護などの役割はまだまだ女性の負担が大きく、女性のキャリア形成にあたっては、本人の能力や技能だけではなく、結婚・出産などのライフイベントや家族との関係など、さまざまな要素が複雑に絡み合っています。女性と男性が協同してワークライフバランスを実現できる社会にするためには、企業の制度導入や管理職教育が欠かせません。

Inclusion Rider

先日、米アカデミー賞の授賞式が行われました。主演女優賞を受賞したフランシス・マクドーマンドさんはスピーチの中で、「ここにいる女性たち立ち上がってください」と呼びかけて、多くの女性たちが映画製作に関わっていることに注目させました。そしてスピーチの中で「inclusion rider」という耳慣れない単語が飛び出しました。「inclusion rider」とは、俳優が映画の出演契約を結ぶ際に付帯条項の追加を要求し、「作品のキャストとスタッフの人種や性別などの構成を少なくとも50%は多様なものにしようと」することができるものだそうです。私も初めて聞いた単語でしたが、女性の地位向上や人種などの多様性を求めていこうとする呼びかけに感動しました。あれほど注目される場所でマクドーマンドさんが発言したことは、今後の変化のきっかけになるのではないでしょうか。

セクハラにNo

さらに、そのハリウッドでは大物プロデューサーのセクハラ行為が発端となり、セクシュアルハラスメントを永久に排除しようとする動きが強まっています。世界中で Me Too と多くの人々が声を上げ、大きなうねりとなっています。日本でも Me Too あるいは We Too という運動が少しずつですが広がっているようです。しかし未だに職場での性的嫌がらせは想像以上に蔓延しています。声を上げられない方たちもまだまだいるのではないでしょうか。官公庁や大きな会社には職場にSOSを受け付ける窓口がありますが、そういったデスクが無い場合にはどこに助けを求めたらよいか分からず、一人で抱え込んで苦しんでいる方もたくさんいらっしゃると思います。そのような場合には、法務局が開設している人権相談窓口に電話相談することもできますし、キャリアカウンセリングを活用していただいて、どのように対応するかについて対策を考えることもできます。大事なのはまず声をあげることなのです。

 

電話とSkypeのライフキャリア相談室バッカス


nakayoshi